窮屈な部屋を抜けて、,
誰にもバレずに外へ向かう。
どんな妄想よりも、自由で、邪魔されない。
一寸先すら見えぬのが心地良い。
暗闇に染まった世界。
今日は、どんな所へと向かおうか?
誰にも縛られない。
絶対、その手で触れられない。
144pの心象が、,
何故か、胸に焼き付いていて、,
どうやっても、消えない筈の悲愴。
おばけ体験、ゆらり揺られて。
軽くなった四肢を、動かす。
器ごと捨てて、旅に出るの。
そのまま、自由に歩き出せたら?
おばけ体験、誰も知らない。
あなただって、きっと視えない。
風がそっと、胸をすり抜ける。
これがいつまででも続けばいい。
透過されていく、不安感と,
正気を手放す、スカーレット。
どうしようも、怖いも全部、,
今だけ送るの、不在通知。
どうにかなりたいけど。
それでも、どうにもならないこと。
頭は、酷く澄んでいるのに、,
身動き取れぬまま。
おばけ体験、ゆらり揺られて。
眠れないなら、遥か遠くへ。
黒い猫も、こちらに気付かない。
温度の欠片も、ついにまやかし。
おばけ体験、誰も知らない。
街に差した、明けの光で、,
宛ら私はシンデレラ。
もうすぐ、帰る時間が来る。
くらくて、こわい、からだのなか。