ありふれた瞬間(とき)さえ,
今は遠く遠く,
細波に消えた,
その姿を見届けて,
(別れを),
美しい夢を,
常闇に染めた,
糾える幻想と,
解かれる現実で,
貴女の声だけを聞いて,
さあ示せ,
導くその手を引いて,
不確かな路を照らそう,
(明日を望んで),
この身朽ち果てるまで,
終わりのない自由なら,
歩き出そう誰も知らない,
虚の先へ,
誰でもいいのだと,
代わりは居るのだと,
重なる骸に,
哀れみを投げ棄てて,
巡り、奔り、語り,
息遣いを辿り,
呪いと呼ばれた,
その姿を追いかけて,
(出会いを),
新しい夢の続きを,
(手繰り寄せて),
望まない未来だとしても,
ああ,
生きていると,
ただ在るのだと,
感じていたいと願う,
手向けの花を咲かせて,
もう一度路を照らそう,
(未来望んで),
灯火潰えるまで,
ありのままで居たいなら,
もう一度詩を奏でよう,
(空白を満たしてほしいと),
導くその手を引いて,
不確かな路を照らそう,
(明日を望んで),
この身朽ち果てるまで,
終わりのない自由なら,
始めよう果ての扉を,
再び開いて。