月に惑ふ
真っ黒な闇に現れる
黒い服の紳士
満月とあなた
零したため息は青く
滴になって月の涙と云ふでしょう
嗚呼 逢いたいのあなた
逢いたいのあなた
どこへ行ったというのでしょう?
牡丹(ぼたん)のように待つ愛
雪のように積もる愛
風が吹く吹く
満ちては欠ける月
※
さぁ踊りましょう
妖しく光る月の下一期の舞踏会
この甘美な美酒のような世界に囚われ溺れてたいの
二人を繋ぐ赤い糸
今もあなたを待っているの
鏡のような月に惑ふ
(巡る巡る)
草の香 流る川
一葉の栞が隔つ(へだつ)次章
瞬く間に粧す(めかす)月化粧
鍾乳洞で蛍光色に光る魚
遠く遠く二人行けたなら
愛し合って
生きてゆけたのかしら?
嗚呼 逢いたいのあなた
逢いたいのあなた
その姿隠す月影は
漆黒よりも濃く
あの星よりも遠く
流星団降る中疾る疾る狼
※
愛してるわ いつまでも
出会ったあの日、目が合った瞬間
私の夢は醒めない
あなたが何者でも
愛しい怪人(つみびと)
月の魔力
※
さぁ踊りましょうあなた
枯れること無い花の中
あなた想ふ歌を詠めば
月の夢の中