俯いた瞳にそっと覗き込む影の往来
立ち込めた霧、砂漠潤す嵐の到来
(何処有りや?)
現れる紫煙の夢幻郷 あなた想う声、鳳抱いて
儚げに揺れる恋は幻か?
誰も惑う叢雨の狂騒
※
雨や降れや全てこの悲しみを流せ
宵果てるまで誘え、浮かび上がるは誠「真紅」
舞い踊れや巫、彩る紅白の神話 今咲けよ 雨傘や
二人の愛嘆いて静か紅く弾ける鳳仙花
諸行無常、遠く移り気に咲く花は紫陽花か
この純真抱いて、空淡く彩る虹彩が
雨無き空、あなた無情遮る一つの雨傘
一、二、三の音頭で舞い踊る二つの彗星
炎燃やし祈れよ 出でる四足百足
五行六道七宝八色九門十全全て揃えば
たちまち動き出す神器 眠りから覚める薙の音
澄み渡り四方織り成す蓮華草
この声を届けて天へ
移ろいゆく慕情は幻か? 何時ぞ迷う叢雨の狂騒
※
(宵々や)
水面映るは夢のあと 凍てつく雨は針のよう
今抱いていて 抱いていて
甘く惑わせる叢雨の狂騒
※