町の灯りが暈した月光
気付けばもう 曖昧な境界線
伸びた影が溶かしていく都市生活
夜よ明けないで
このまま
不確かさだけ確かな日々は
静かに如何かした脳を満たしている
当て所無しで行こう
ネガフィルムの外
この愛憎抱き留めて
シュガー
夢を砕いて
回る世界で
ゆっくり溶けてしまっても
耳を塞いで
瞳を閉じて
止め処無い 夜の帷 落ちていく
停止した思考回路の伝導
火も温かくはない
繰り返す夜間飛行
何も無いと知りながら
空を見上げたテレスコープ
窓越し 揺れる残像
ハイスピードで化膿する裂傷
もう諦めたよ
君が強かに科した時代と十字架
サヨウナラを秘めたる僕らの未来の在処はご覧の有様
闇をも拐かして 誑かして
綯交ぜ 踊り歌い 蔓延れ
甘く白けたシュガー
こんなにも譲れない感情は
誰にも曲げられぬままいたいな
ここには何もない
すれ違ってまた出会う
今
シュガー
声が聴こえる
心の隨に
日の光さえ沈めてしまおう
シュガー
翳るほどに鮮明になる
有象も無象も
シュガー
夢を砕いて 回る世界で
ゆっくり溶けてしまっても
耳を塞いで 瞳を閉じて
もう誰も止められないよ