窓辺に置いた読みかけの本
午後の光がページをめくる
名前も知らない静けさだけが
今日もここに住んでいる
白いカップの冷めた紅茶
弾きかけのギターは眠ったまま
時計の針は急がなくても
何も困らない部屋
誰にも見えなくていい
誰にも触れなくていい
大切なものほど
胸の奥で育つから
ここが私の INNER WORLD
小さな灯りをひとつだけ
足りないくらいが心地いい
この静けさが好き
ここが私の INNER WORLD
飾らない今日を抱きしめる
世界は広すぎるけれど
帰る場所はここにある
言葉にならない気持ちは
棚の隅に並べたままで
思い出より少し新しい
明日を待っている
風がカーテンを揺らすたび
少しだけ部屋も息をする
何も起きない午後だから
大切に思えた
なくさないように
隠しているんじゃない
守りたい景色が
ここにあるだけ
ここが私の INNER WORLD
誰にも似ていない色で
何も足さず
何も急がず
今日を描いていく
ここが私の INNER WORLD
いつか扉を開く日まで
この小さな世界ごと
私でいたい