廻る季節に
始まりは何時だって
夜の風が吹いていた
走り出したのに
何時の間にか終わっていた
痛みすらぎこちなく
朝日がただ眩しい
そうやって繰り返していく
行き先も分からなくなって
笑う僕らの愚かしさも
躊躇いも一緒くたで
街のざわざわに溶けてしまう
夜が白んだら僕らは
また次の季節へ歩き出そう
後部座席に夏の残像
あの映画のラストシーン
君の言葉のその先も
分からないままで夏の日が
少しずつ擦り減っていく
灯る街灯 夕焼け小焼け
子供たちが歌うかえるのうた
とうの昔に忘れたそれに
少しだけ切なくなる
そんな捨てきれない感傷も
不格好に抱えたままで
またいつか会えたなら
夜が白んだら僕らは
また次の季節に歩き出そう
後部座席に夏の残像
あの映画のラストシーン
君は笑っていた?
陽炎が少しずつ姿を掻き消して
またひとつ繰り返していく
繰り返していく