Candle Light (烛光) - mineko
わたしの爪があなたの
その手を傷つけるから?
それとも違うの?
袖の中に隠した宝石が
落ちないように
握り締めているの?
ねえ悲しい歌を歌うとき
どうして胸が痛むのでしょう
分からないの
あなたには分かっているの?
キャンドルライト
赤いルビーのような火で
導いたり惑わせたりの夜
溺れるようにひとり
ミルクの霧の中
彷徨い歩くあなたを追うように
わたしの歌があなたの
その目を見えなくしても
愛してくれるの?
盲目のままあなたは
わたしの歌声から
逃れようと藻掻く
嗚呼遠くの街の
金色の宝石に
心惹かれているのなら
つまらないわ
わたしだけを見ていてほしい
嗚呼心の奥で波が立つ
苛立ちと切なさが指を絡める
いつの間にか
わたしが溺れていたの?
ねえ
キャンドルライト
赤い蝋を落すように
目隠しして
閉じ込めたいけれど
戻れぬ夜のふたり
シルクの海の中
声はやがて
嗄れてしまうのでしょう
キャンドルライト
揺れる残り短い夜
鳥籠の鍵が壊れる前に
一度でいいの
その手通わせてくれたら
捕まえてくれたのならいいのに