独り言を一つ二つこぼしていく日々の延長に
確かにあったその錯覚は甘くゆるい毒なのかな
窓のあいた水槽の中で眠いだけの朝を重ね
意味を持たせた苦みを何か隠すようにそっと注いだ
僕は死刑囚それでも町を動かして雑音の中に
とけて行ってはつま先立ちで通りを抜けていく
生活の中に安心はあるか 乾いた肺で呼吸を続けた
首を吊って初めて知った 楽になるにも苦しさが必要だ
始発の音が引きずっていった君の不安は誰のものに
日付が変わる頃からだが離れていく
あの錯覚に期待くらいはしてもいいよ
でもさ、いや何でもないよ