怖いテレビみたあと
トイレの道は魔境
こわいこわい
何が怖いかなんて
わからないけど、ねー?
「幽霊なんていないよ」
未検証の大人は言う
でもねじゃあね、
あたしの背中伝う風は何さ?
幽霊なんていないらしい
幽霊なんていないらしい
お経みたくぐるぐる
頭、中は夢の中です
用をたしたあとの廊下に感じる
重さ、何?
早足で歩いて気づかないふりの
帰路は怖いや
幽霊なんていないらしい
いなければそれは
見えないのかしら、それか……
幽霊なんていないらしい
頭の音、ぐるぐる跳ね
接続、イン、アウト繰るわ
あたしのお部屋まで、カオス
静寂なんて聴かないわ!
くらいお部屋、ベッドの下
くらいお部屋、テッドの裏
くらいお部屋、押入れ中
どこにいてもついてまわるわ
幽霊なんていないらしい
だけどそお考えると
逆にいる気がしてしまう、
ねむい頭の内側に。
投影する焼いた影が
そこにいる気がしてしまう
「幽霊なんていないらしい」
だからこそ、いるのじゃないの?