窓に映る ふたりの影
まだ消せない ままの写真
「大丈夫」と 笑ったくせに
君がいない部屋で 声が震える
あの日送れなかったメッセージ
下書きのまま 増えていく
読み返しては 閉じた画面に
滲む指先 ため息混じり
どうしてだろう
進めないまま
時計の針だけ
前を向いてく
君の名前を呼ぶだけで
胸がきゅっと 締めつけられるんだ
戻れないこと わかってるのに
何度も 何度も 手を伸ばしてしまう
最後の「ごめん」を言えたなら
少しは違う未来があったかな
こぼれた涙の理由は 今も
全部 君のまま
買いすぎた マグカップさえ
ふたり分の癖が 抜けなくて
くだらないって 笑う顔を
探すみたいに 並べてしまう
帰り道に 聞いてた歌が
今日はやけに 近くに聞こえる
交差点で 立ち止まるたび
君の横顔 探してしまう
さよならより
言えなかったのは
「まだ好きだよ」って
短い言葉
君の名前を呼ぶだけで
あの日の匂いが 溢れ出してくる
握りしめてた 小さな約束
守れず 守れず 傷つけてしまった
優しさだけ 抱きしめてたら
君は今も 隣にいたのかな
上手に嘘をつけない僕は
ひとり 立ち尽くす
ごめんね いまさら遅いけど
君の幸せ 願っているよ
強がりなんかじゃ ないはずなのに
胸の奥で 君を呼んでる (ねえ)
君の名前を呼ぶだけで
滲んだ世界が 少し震えだす
「もう平気だよ」と 笑ってみても
心のどこかで 君を待ってしまう
もしももう一度 会える日が来たら
泣き顔じゃなくて 笑顔でいたい
さよならの続きを 歩きながら
そっと 君の名前を呼ぶだけで