心がささくれて
もう歩けないとしゃがみ込む
そんな時なぜだろう君を思い出す
古い森の静かで涼しい土の匂い
僕の心をそっと洗い流していく
声の大きさで価値が測られるこの世界で
君は言葉を減らすことで
多くを語りかける人
その沈黙は諦めなんかじゃない
自分自身でいるための静かで確かな選択
その優しさが気づかれないまま
誰かの盾になっていること
君自身はたぶん知らないままでいるんだろう
それでいいというように君の場所だけはいつも
一面のBluebell
まるで咲き誇る青の静寂
競い合うでもなく
ただありのままでいるその姿に
僕らはいつしか本当の強さとは何かを教わる
君の沈黙は世界で一番優しい答えなんだ
君がそこにいるだけで
なぜか風の音が柔らかくなる
忙しなくなっていたはずの
僕の鼓動もゆっくりになる
派手な色で飾らなくたって世界はこんなに美しいのだと
君という存在そのものが静かに教えてくれる
僕らがいつしか見失っていた信じるという気持ち
君のあの静かな瞳の奥に
もう一度見つけることができたから
一面のBluebell
まるで降り注ぐ青の慈愛
言葉なんていらない
ただその光にふれているだけで
僕らの焦りや苛立ちも深い藍色に浄化されていく
君の沈黙は世界で一番揺るぎない希望なんだ
もしも君がその静けさの中に
孤独を感じる日が来ても
どうか思い出して
君がその場所で咲いていることが
遠いどこかで誰かの心の
大切なお守りになっていることを
ありがとう
僕の心に静かに咲いてくれて
僕だけのかけがえのない
Bluebell