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粗末にしなさんな
その心
おめぇが思うより
値打ちもの
誰も買えねぇ
宝もん
おめぇの中に
ありやすぜ
粗末にしなさんな
その涙
人知れず積んだ
日々の証
提灯みてぇに
揺れながら
今宵もちゃんと
灯りやす
長屋の隅で
肩落とし
「どうせわっちなんざ」と
呟きやす
比べることに
慣れちまい
自分の良さまで
忘れやす
誰かの物差し
借りたまま
今日も己を
量りやす
けれどその目に
宿る火は
まだ消えちゃあ
おりやせん
人に見えねぇ
傷だって
胸のどこかに
ありやしょう
それでも今日まで
歩いたと
その足跡が
語りやす
うまくいかねぇ
夜もあり
悔し涙の
朝もあり
それでも歩いた
その道は
ちゃんとおめぇの
足跡さ
追い風ばかりじゃ
ありやせん
向かい風の日も
ありやしょう
それでも進んだ
その先に
おめぇの景色が
ありやすぜ
粗末にしなさんな
その心
おめぇが思うより
値打ちもの
誰も買えねぇ
宝もん
おめぇの中に
ありやすぜ
粗末にしなさんな
その涙
人知れず積んだ
日々の証
提灯みてぇに
揺れながら
今宵もちゃんと
灯りやす
べらぼうめ
そんな顔
してんじゃねぇ
世間の風ぁ
冷てぇけどよ
花ぁ咲くまで
時もいる
川ぁ流れて
海へ出る
早ぇ遅ぇは
関係ねぇ
己の歩幅で
よござんしょ
胸ん中には
種があり
いつか芽吹く日も
来やしょうぜ
笑われた日も
ありやした
悔しくて眠れぬ
夜もあり
それでも捨てずに
抱えた夢
そいつぁ立派な
財産さ
粗末にしなさんな
その心
おめぇが思うより
値打ちもの
誰も買えねぇ
宝もん
おめぇの中に
ありやすぜ
粗末にしなさんな
その涙
人知れず積んだ
日々の証
提灯みてぇに
揺れながら
今宵もちゃんと
灯りやす
急ぎやさんな
比べやさんな
おめぇぁおめぇで
よござんしょ
月も星も
違うから
夜空ぁ綺麗に
なりやすぜ
粗末にしなさんな
その心
誰も真似できぬ
宝もん
今宵の風に
乗せながら
明日へ一歩
歩きやしょう