深く、深く、息を吸い込む
吐き出す息と、消えていく雑音
世界が、ゆっくりと閉じていく
残るのは、ただ一つだけ
時計の針の音すら消えて
視界の端の景色が滲(にじ)む
散らばっていた 意識の破片が
磁石のように、今、集まっていく
胸の奥の、静かな湖(みずうみ)
波立つ心は 平らになっていく
迷いも、焦りも、未来の不安も
すべてを置いて、この一瞬へ
研ぎ澄ませ、感覚の針を
一点の光、そこだけを見つめて
時間が止まったような 静寂の中で
私は、私を超えていく
深く、深く、潜っていく
この思考の海の、底の底まで
キーボードを叩く音だけが
自分の鼓動と シンクロしていく
誰の言葉も、もう届かない
完璧な孤独が、心地いい
1ページずつ、1歩ずつ進む
余計なものは、何一つない
ただ目の前の、この現実と
向き合うだけの、ピュアな空間
研ぎ澄ませ、感覚の針を
一点の光、そこだけを見つめて
時間が止まったような 静寂の中で
私は、私を超えていく
深く、深く、潜っていく
この思考の海の、底の底まで
ノイズをミュートして
世界をシャットアウトして
ゾーンの入り口へ
今、扉が開く
研ぎ澄ませ、感覚の針を
一点の光、そこだけを見つめて
すべてが繋がる、この瞬間
最高の一歩を、踏み出している
深く、深く、満たされていく
この集中(ひかり)の渦の、中心で
息を吐く。
まだ、終わらない。
このまま、どこまでも。