きらり 朝の光 シートを広げる 風が座る
声がまじって 今日が動きだす
家族ぐるみで 公園へ集まる 水色の空が 少しまぶしい
かごのパンと 小さなカップ コーヒーの香りがくる
子どもたちは 砂場へダッシュ しゃぼん玉へ追いかけっこ
誰かの笑いが つられてはじけ シャッターの音が光る
ちょうどいい距離で 見守ってる
さわらない優しさが 心へ届く
ため息じゃない ふうって吹く息
今はそれだけで もう十分
たき火をかこんで 火がゆれて
真っ赤なきらめきが 頬へうつる
いいねって 目で合図して
今日はふたりも お隣シート 心へならぶ
子どもたちは 自分のリズムで
それを見ている 私たちは そっとうなずく
少し焦げめの マシュマロがとろける
いちばん目に歌うの誰? 子どもたちが手をあげる
水辺へ風がすべる しゃららと草がうたう
魚のうわさがひとつ ざぶんと笑顔がひとつ
できないときは 助けあうよ
できることだけ そっとおくる
大事なのは 同じ方へ目を向けること
それだけで 風があたたかい
たき火をかこんで 手をかざし
くゆる煙が 木の枝へとける
「だいじょうぶ」って言わなくても
まなざしで 今がつながっていく
空の色は 夕暮れ色
かさなる心が 温度へあわせる
転んでも すぐ立ちあがる すりきずが小さな星
「みててね」って ふりかえる目に うんってうなずく私
行きすぎず 近すぎず
今は今のままが いちばん
スローデイ 少しだけ 息をあわせて
ぱち ぱち 火が小鳥と歌う
心のBPMが かげろうみたいにそろう
言葉へならない しあわせがかさなる
たき火をかこんで 目をとじて
風が運ぶ おしゃべりへほほえむ
子どもたちの夢が そっと
今日の音色へとけていった
ちょうどいい距離が うつくしい
ふたりの心は たき火色
つー つー つー 電話の音が星空へほどける
さようならじゃない またすぐ会えるね