夕暮れのチャイム、重なるステップ
部室のドアを開ける音
「おつかれ」って笑うセンパイの
汗ばんだ髪、夕日に透けたシルエット
「後輩なんだから遠慮すんな」って
小突かれた肩、消えないフレバー
胸の奥で鳴り響くアラームを
ジョークに変えて誤魔化していたの
言葉をもっと
伝えたいのに
「好き」の一言が喉の奥でフリーズする
「センパイ」と呼ぶたび引かれるボーダーライン
壊したくなくて隠した* tear *(ティア)
追いかけた背中は 遠すぎるままで
卒業アルバム、指でなぞる横顔
隣に座るあの子とのツーショット
悔しいけれど、笑ってみせた
これが最後と知っていたから
スマホのトーク画面、残る履歴
「いつでも頼れよ」なんてメッセージ
そんなカインドネス(優しさ)じゃ満足できない
タイムリミットはもうすぐそこ
卒業式前のカウントダウン
私だけが置き去りの校舎
新しい世界に踏み出すセンパイの
ヴィジョンの中に 私は映ってないの?
無言のまま時が流れる
言葉をもっと
伝えたいのに
送れないシグナル、切なすぎるドラマ
引き止める理由すら持たない後輩のまま
君の隣というポジションを
奪いたかったよ…この胸の痛み抱いて
センパイ、本当は……
もっと、伝えたいのに