海の見える町まで
車を走らせよう
思いつきは何時だって
夜の帳と一緒にやってくる
離ればなれの時が
多くなってゆくけど
ぎこちなくならないのは
心が何時でも近くにあるからさ
君が開けた窓から滑り込むように入ってきた
柔らかな風が一言
「こんばんは」
そう言うとバックシートで
にこにこ笑っているだけ
僕らだけのハイウェイ
思い出追いかけよう
目標だとか希望だとか
帰りの最後のサービスエリアで拾ってこう
あのカーブ抜けたなら
潮の香りがする
そうして何だか何時だって
見えるはずのない大陸のシルエットを探す
君が開けた窓から解けてゆくように流れ落ちる
柔らかな涙に一言
「さようなら」
そう言うとサイドシートで
にこにこ笑っているだけ