机の上に
割り切れない夜
ゼロの先で
君は笑った
四角い窓に
影がひとつ増え
見知らぬ名前が
また消えた
式を書いても
答えは揺れる
真理はいつも
少し遅れる
もし世界が
足し算なら
この胸の違和感
どこへ行く
見えない手で
ページがめくれ
説明のつかない
息をする
証明してよ
この不思議を
証明してよ
まだ終わらない
十と一を掛けて
闇が光る
証明してよ
君のままで
廊下の奥で
時計が止まり
誰もいないのに
返事がした
水面みたいに
声がふるえる
触れたはずなのに
遠くなる
仮説ばかりを
並べてみても
本当の気配は
逃げてゆく
もし記憶が
引き算なら
残った痛みは
何になる
白いノイズに
輪郭が立ち
説明のつかない
夢をみる
証明してよ
この不思議を
証明してよ
まだ終わらない
十と一を掛けて
闇が光る
証明してよ
君のままで
答えのない
問いを抱いて
それでも僕は
ここにいる
名前のない
形のままで
真実だけを
撫でている
証明してよ
この不思議を
証明してよ
まだ終わらない
十と一を掛けて
闇が光る
証明してよ
君のままで
証明してよ
消えないように
証明してよ
僕のままで