校庭のすみっこに
大きな木が立っている
赤や黄色の葉っぱが
風にゆられて光ってる
空が少し高く見え
雲がゆっくり流れてく
一枚の赤い葉っぱが
ひらりと肩に落ちた
さみしい気持ちの中に
小さな光が見えた
風の音に背中押されて
顔を上げてみたんだ
秋の木
赤や黄色に着がえて
やさしく風にゆれている
さみしいようで あたたかい
ふしぎな気持ちになる
ぼくらの秋を見ている
落ち葉をそっと集めて
小さな山を作ったら
友だちの笑う声が
夕焼け空にとけていく
寒い風が近づいて
葉っぱはそっと旅に出る
でも木は静かに立ったまま
次の季節を待っている
秋の木
静かに空を見上げてる
風の音を聞いている
お別れじゃなく また会える
そんな気持ちをくれる
ぼくらに教えてくれる
また来年も会おうね
風の中で手を振った