「嘘でしょ!」と 固まった自分
楽しみに スマホを開いたら
トラブルの言い訳と
ごめんのマークだけ
涙が じんわり滲んでく
背伸びした割烹で 慣れない着物
結い上げた 長い髪
綺麗だねって
言って欲しかった
そっと通知を 閉じた
空いた隣りの席に
並んで座った親友
「急でごめんね」の言葉に
大丈夫と 笑った
本当はあなたと 乾杯をしたかった
恋心は 泣いていた
忘れられない 二人の記念日
It was our day
白木香る 静かなカウンター
お造りを つつきながら
「美味しいね」って
笑ってみせて
ため息は 日本酒で呑み込んだ
だって 見て欲しかっただけなのに
今日だけは 隣にいて欲しかったけど
あなたの いない夜は長く思えた
本当はあなたと 乾杯をしたかった
お猪口の向こうに あなたを探してる
忘れられない 二人の記念日
It was our day
帰り道に震えた
「今から会える?」の通知
嬉しいけれど
今じゃなかったの
……でも 写真だけは
…あなたと
…撮りたいな