甘く熟れた果実は腕の中
がむしゃらに掻き集めた記憶が 優しくて
腐ってく
朽ちていく
君の体温
目を覚まさないほどの毒が 川となる
落した太陽を追いかけて 裏切って
愛しき罪人は 失われた楽園で
泣きながら ナイアガラに
身を潜め 待ち侘びる
あなたのアダム 帰る頃は
美しき支配者
くだらないと欲しいままに愛を貪る
背中を撫でる手は 激しさを増して くたびれる
もう悲しんで僕の胸を掻き毟らなくて良いから
赤子を抱いて
くだらないと果実を全て握り潰した
この腕に残ったものは
ひどい臭いと小さな種
思い返すのは 口付け