たゆたう
柔らかに太陽を呑み込んだ空気は
縁石を越えてゆらり空に上った
横断歩道を渡って少し呼吸を整えて
君の仕草を思い出した
影が君の手を振り払う様に
強い日差しが僕の歩く速度を速めて
海の静けさも聞こえない 聞こえない
僕は白い夢の中 唯一人うずくまって
君の夏服の白が反射する光を見てた
泡沫に消えそうなか細い声で
ソーダ水飲み干してぽつりと呟いた
「全てを捨てて足を踏み外して君を追いかけるには、僕らは青すぎた
それだけのこと。」
嫌になってしまうほど空の青色が濃くて
僕の心も少しずつ青くなる 青くなる
海風に飛ばされてもう戻れなくなってしまった
首筋を伝う汗が透き通す光もきっとそうなんだろう
静かにあなたがいた
あの海を思い出す
確かに僕等がいた
あの海を あの海を
君の夏服の白が反射する光は
たゆたう様に