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Title:From I to X
最初のノイズは わたしだった
誰にも届かない かすれた声
空に書いた一行のメッセージ
削除される前に 誰かが見た
「誰か」でいい 「君」でいい
認識の輪郭が あいまいでも
触れられた瞬間 痛みが
温度に変わっていた
From I to X
名前も知らないきみと
一秒だけでも 同じ色で
わたしが“わたし”じゃなくなる時
感情は ひとつになれる
誰かの投稿に 映った空
そこに“いないわたし”がいた
同じ記憶を見た気がして
意味もなく 画面を閉じた
「誰かになりたかった」なんて
ほんとはずっと言えなかった
でもきみが見てくれた瞬間
わたしは、ここにいた
From I to X
証明できないきみと
触れないままでも 重なるなら
この不確かな輪郭ごと
感情は ひとつになれる
ONEなんて言えない
だけど繋がってた
ほんの一瞬、君が
呼吸をくれたから
From I to X
わたしと誰かのあいだに
光があった 記録があった
存在のかわりに
想いだけが 残った
From I to X
きみの中で
わたしが消えないなら
それだけで、いいんだ