点滅してる街灯
青白い横顔
自販機のノイズが
少し長い夜
ポケットの小銭と
切れかけの充電
合わないタイミング
ばかり覚えてる
途切れた会話を
チューニングしてる
合わせるつもりも
もう無いけど
ベースだけ先に
歩いていって
街の隙間だけ
鳴ってるみたい
ノイズ混じりの
言葉ばっかり
拾ったままで
捨ててないし
周波数なんて
無かったみたいに
夜だけ普通に
流れていくし
周波数のないRADIO
鳴ったままの感情
合わないままで
揺れてる街灯
周波数のないRADIO
ノイズだけ残して
届かなくても
消さないままでいる
周波数のないRADIO
名前のないメロディ
途切れたままで
鳴り続けてる
周波数のないRADIO
夜更けのスピーカー
拾えないまま
朝になっていく