夜雲のヴェールに
三日月 透きとおる時
ワードローブ ドレスを
揺らして 変身(かわ)る景色-パノラマ-
湖は鏡
欠けても美しい月を見せる
本当のわたしを
迎えに来る彼方者-だれか-を
静かに焦がれる
この身 心も仮初…
ああ 幸せになれはしないわ
分かりながら ひとり 纏う夜風
百年 巡っても
闇(くろ)へと 堕ちてゆくよう
近付く 朝日が
今だけ とても 憎いの
湖は鏡
欠けていて醜いわたし映す
本当のわたしを
知ることない 彼方者-あなた-と
愚かな約束
「三日月の夜、ふたり、また…」
ごめんね このまま
何処かには 行けないの
不思議な 瞳と
愛に手を振り返すわ
本当のわたしを
知ることない 彼方者-あなた-を
静かに焦がれた
この身 心も 仮初…
ああ ひとときの 御伽の夢を
儚く 朝焼けが宥めてゆく