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脱皮(Dappi)- Shing02(安念真吾)/ Terracotta Troup
Lyrics: Shing02
Composer: Terracotta Troup
それは蛹が蝶になるやうに
それは蛹が蝶になるやうに
それは蛹が蝶になるやうに
アヒルが白鳥になるやうに
再起の不可能は孵化を続ける不死鳥には無く
不知火で燃えた古い肌を脱いで
九死に一生を得た幸い
窮地に追い込まれた災いと絶望の苦しみは
我が灰が甦る為の 生まれ変わる為の陣痛に過ぎない
体内の暖かい時間との戦い
難産は人間の知識欲の証
簡単な暗算では答えが違うから
天に願いましては人との一縁成
主に染まった困った時の神頼み
残された道は阿弥陀のみ 血と汗と涙飲み
喉の仏を潤す 五月雨でズブ濡れた肌は乱れて
濡れ衣を脱ぎ捨て 人肌の衣を取ったら心も裸になる
それは無防備で無く 無謀な美でも無く
血と肉と骨を包む脆い鎧が魚の眼の鱗の様に体中から落ちる
一枚づつ散る 思い思いに記憶となり
死と隣り合わせの肉体は
蛻の抜け殻 魂の宿借りの甲羅
ボウフラの一生を棒に振らない為に出す
防腐剤の無いオーラ
それは卵が雛に孵るやうに
日向で蕾が花開くやうに
太陽の真下で才能が開化した一皮剥けた未完の大器
未熟な果実はその種を残さんと考える以前に
必死でその実を自然に成長させる
汗る皮膚の毛穴を抜け穴に異次元に脱出
解放された細胞の集合体
包帯で巻かれた皮を保存する
ミイラ捕りがミイラになる
干乾びた日から見た夢は角膜に焼き付いたまま
鼓膜に木霊したまま
命の火が灯る日を寝て待つ静かに
冬眠から目が覚める 芽が生える春の訪れと共に
心臓の音がずれる程
夏の空に浮かぶ逸れ雲よりも高く
又は秋の夜に天照らす満月のやうに
海の満ち引きが産まれ立ての亀を導き
時の引き潮生きとし生けるもの
生命の源皆元の場所に帰る
生命の源皆元の場所に帰る
道を忘れていた事を思い出した未来の記憶
今聞こえる脱皮の伴奏曲