ツバサ:
誰の記憶にも 残らないまま
すり抜けてゆく 影みたいだね
笑ってみても 音は立たない
名前呼ばれても 返事できない
シャルロット:
ねぇ そんなふうに
自分を消さないで
見逃されてた 涙の跡も
ちゃんと ここから見えてるよ
ツバサ:
鏡の中の私は
誰の代わりにもなれない
シャルロット:
代わりじゃなくて ひとりだけ
最初から そう決まってた
二人:
光が宿る場所は
遠くの空じゃない
震える胸の奥
触れたら あたたかい
いびつで 傷だらけの
今のままのかたちで
ここにいることが
奇跡だったんだ
ツバサ:
重すぎる仮面 外せなくて
笑いじわさえ 借りものみたい
「平気だよ」って 声が軋んだ
本当はずっと 抱きしめてほしい
シャルロット:
ねぇ その仮面
少し持たせてよ
重さを分け合う それだけでも
ちゃんと 息がしやすくなる
ツバサ:
役に立てない私に
価値なんてあるのかな
シャルロット:
息して 泣いて また笑う
そのたび 世界が揺れる
二人:
光が宿る場所は
誰かの評価じゃない
うまくできない日も
灯りは消えないよ
俯くその瞬間も
瞳がまだ探してる
ここにいてくれる
それが答えだ
シャルロット:
ツバサ 聞こえる?
灰色の朝を
何度越えてきたか
覚えてるかな
ツバサ:
シャルロット もしも
私がいなくても
世界は変わらない
そう思ってた
シャルロット:
変わるよ 確かに
私の景色が
あなたが笑うだけで
少し明るくなる
ツバサ:
こんな私でも
誰かの明日を
ほんの少しだけでも
照らせるのかな (はぁ…)
二人:
だったらせめて
自分の名前を
小さな声でいい
抱きしめてみよう
二人(ユニゾン):
光が宿る場所は
いつか諦めた夢
閉じたその手のひら
まだ ぬくもりがある
「いない方がいい」なんて
もう 言わせはしないよ
ここにいる私を
私が信じる
光が宿る場所は
涙が乾くまで
隣で「大丈夫」と
待ってくれる声
重ねた不器用さが
ひとつの歌になる
ここにいる、それが
答えなんだよ
ツバサ:
ここにいる、それで十分