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昔のあんたは 名で人を切る
履き物ひとつで 目線を決める
泥の袖なら 笑って見たろ
細い飯なら 価値もないと
あの日の路地で 吐いた言葉
まだ土壁が 覚えてるわ
こっちは黙って 銭を覚えた
時代の回り方 先に読んでた
煉瓦が増える 駅が伸びる
古い威張りだけ 居場所が減る
私は私で 帳面を持った
下に見た顔で 判を切る側
恨みで生きちゃ 品が落ちる
だから笑って 名だけを呼ぶ
怒鳴るほどもう 飢えちゃいない
今は余裕で 安否を聞く
ご機嫌いかが あれからどうだ
吐いた唾ごと 今じゃ飲んだか
私は私で 上まで行った
安否を聞くだけ 礼なら尽くした
その家の門も 少し傾いた
噂は風より 先に届いた
昔の連れも 今じゃ他人か
杯ひとつも 軽くなったか
あんたが捨てた 端の席
今じゃこっちが 値を付ける位置
古い家柄で 腹は満ちん
新しい銭で 町は回る
こっちは泥から 靴を替えた
けど見下す癖は 持ってないわ
人を測るなら 今は careful
身分じゃなくて 中身を見な
教えが欲しけりゃ ひとつやる
時代は肩書きより 先に来る
折れた看板 磨く暇あれば
下見て笑う癖 先に捨てろ
ご機嫌いかが あれからどうだ
吐いた唾ごと 今じゃ飲んだか
私は私で 上まで行った
安否を聞くだけ 礼なら尽くした
安心しな 刺しはしない
昔の傷なら 利子になった
返しに来たのは 刃じゃない
ご機嫌いかが それだけでいい
恨みはもう 商いに変えた
悔しさごと 値打ちに替えた
あんたがくれた 泥の一粒
今じゃこっちの 光の下地
転んだ夜ほど 足は太る
笑われた数だけ 声が通る
だから最後に ひとつだけ言う
人を下で見る目 もう治したか
ご機嫌いかが あれからどうだ
吐いた唾ごと 今じゃ飲んだか
私は私で 上まで行った
安否を聞くだけ 礼なら尽くした
ご機嫌いかが あれからどうだ
吐いた唾ごと 今じゃ飲んだか
私は私で 上まで行った
安否を聞くだけ 礼なら尽くした