気まぐれに近づいた春の音は、
見覚えのない映画のような青。
書き流す散文めいたざわめきと、
宛先のない祈りにも似たエコー。
どこまでも続いていた
虚ろな海の夢のあと、
波を打つ言葉、
君の笑う声―
どこへ向かうの?
白紙の地図の上で。
胸にある痛み、
写し続けてく―
嘘と本当が
混じり合う最果ての、
Memories。
少しだけ日がかたむく暮れに、
冷めやらぬ熱とダイアローグ。
ほら、
退屈のその先へ
ゴールテープを遠ざけて。
綴じるこの景色、
君の笑う声―
馳せる想いもない
未来だとしても、
褪せるためだけに
写し続けてく―
嘘にならない
形をまとえるかな、
Memories。
ここで。