死ぬんだ
街灯に向かって
飛んでいく蛾みたいに
跡形もなく
皮膚が溶け落ちて
呼吸さえ止まる
どんな痛みよりも
きっと苦しいだろう
どうしてあんなことを
意味のない反芻
残ったのは後悔だけ
僕はなぜ
君を好きになったんだろう
辛かった過去が
ただの共鳴だったのか
それとも罪悪感か
苦しむ僕に
差し伸べられた
その手が理由だったのか
たったそれだけのこと
違う、僕は
君に憧れていた
いつも堂々として
笑う姿が好きだった
僕とはあまりに
対照的で
気づかないうちに
惹かれていたんだ
だから君には
ずっと幸せでいてほしかった
偽りの身分だとしても
真実なんてどうでもよかった
結局僕は
君を見て
代わりに満たされていただけ
それが問題だったんだろう
君を愛していたこと