Rainy
濡れたアスファルトの匂い
街に灯るぼんやりとした電飾
立ち止まる傘はくるりと回った
商店街の屋根で雨宿りをしながら
空を見上げてふと思う
本当に明日は来るのだろうか
喫茶店のいつもの席で
君のことを考える
いつもは温かいコーヒーが
少し冷めてる気がした
乾いたアスファルトの上で
街は賑わうゆらゆらとした蜃気楼
身を締めた傘はカツカツと鳴らす
歩道橋の上で高く空を見上げながら
瞼を閉じてふと思う
本当に昨日はあったのだろうか
広いアパートの部屋の隅で
君のことを考える
いつもは温かいそよ風が
少し冷たい気がした
ゆらゆらしているてるてる坊主
雨を見つめて揺れている
背を向けた君の頼もしさに
眩い光を感じた
暗く震える黒い雲
今にも泣き出しそうに
いつもは優しい雨の粒が
少し冷たい気がした
まるで終わらない雨のように降り続くけれど
ずっとそのままでいいよ