深夜二時 光る名前
閉じかけた指が 止まる
何も言わなかった夜と
同じ顔で 今さら
笑う場所も 少しずつ
ずれていったまま
言い直した 言葉だけが
部屋に残ってた
わかって欲しかっただけ
それだけだったのに
近づくほど なぜか
遠くなっていった
好きなだけじゃ 足りなかったね
同じ景色 見てたはずなのに
言えないまま 終わったこと
まだここに 残ってる
ねえ…
今さら優しくしないで
あの時は何も 言わなかったのに
どっちかなんて わからないけど
好きだったことは 消えない
いつもの席 変わらない声
少しだけ近い距離
目を逸らし その先に
戻れない何か
触れそうで 触れないまま
時間だけが過ぎる
あの頃より 静かなまま
同じ空気の中
正しさばかり選んで
こぼれていったもの
名前もつけられずに
ここに 残ってる
好きなだけじゃ 足りなかったね
同じ未来 選べなかった
わかってるはずのことが
揺れるたび 苦しい
ねえ…
どうして 今さら優しくするの
同じ声で呼ばれるたびに
戻れるほど 単純じゃないって
心のどこかで 知ってる
少しでも 違ってたら
終わらなかったのかな
そう思う夜があること
それが 答えみたいで
好きなだけじゃ 足りなかったね
それでもちゃんと 好きだった
終わり方は覚えてるのに
気持ちだけ 曖昧なまま
ねえ…
どっちかなんて わからないけど
残ってしまうものがあるね
消せないままでも
いいと 思えるほど
確かに 好きだった