まばたき一回、風が見える
小さな瞳が、世界を測る
スニーカー鳴らして、図面を広げ
「ここが入り口?」「じゃあ、ここは空」
心のメモ、付箋で色分け
見て、考えて、また確かめる
夜の校庭、紙明かり
のりのにおいと、星明かり
「どうして?」が十連発
問いの粒子が胸を刺す
大人はいそぎ、答えをくばる
君は一拍、沈黙できく
段ボール城は、ほこりの塔
失敗のあとも、紋章になる
小さな手が、大きな地図をさす
見のがした真実、君は拾う
「まだかな?」「まだだよ」そのリズムで
迷いのあいだに、道ができる
強くなれ 風よけじゃなく追い風で
君のペースで 胸の拍で
見てる!できる! 光をあげろ
涙じゃなくて汗でぬれた頬に
未来がうつる こわくないよ
見てる!できる! ここで見守る
どんどん・ぱっ! どんどん・ぱっ!
心拍と同期して 空がひらく
言葉はビート 想いはサブ
手をあげたら 空まで届く
見てるよ 考えてる
君の「なぜ?」で 世界が進む
見てる!できる! 胸で合図
小さな声が 合唱になる
ガムテの端が指に張り
笑ってはがす その余白
「うまくいかない」夜が好き
理由を探す日が熱い
並んだイスは 未完成
でも座れば 夢が揺れる
大人の論法 近道ばかり
君の遠回り 芯が多い
下書き→清書→また下書き
線が増えるほど 景色がふえる
「できた?」「できた!」「いや、もっと」
スネアが数える カウントダウン
見てる!できる! 見てる!できる!
手のひらの鼓動で 天井をぬけろ
見てる!できる! 見てる!できる!
合図はいつでも 君からだ
音が止まり、手拍子だけ
呼吸と拍が重なる瞬間
守りたいのは 君の視線
正解よりも 見つける力
「いつか」じゃないね 「いま」からだ
背中を押すよ 並んで走ろう
強くなれ 涙のあとに笑い声
君のペースで 君の声で
見てる!できる! 空色に染まれ
小さな答えを 積み木みたいに
明日へ積んで 城にしよう
見てる!できる! ずっと見守る
まばたき二回、朝がくる
君の問いから 陽がはじまる