改札抜けた 君の香りが
まだシャツに残ってる
「またね」なんて
軽く笑った
あの夜を巻き戻す
濡れたアスファルト
流れるヘッドライト
助手席の沈黙が痛い
分かってたんだ
僕らきっと
同じ未来は見れないって
海沿い走る
FMのラブソング
皮肉なくらい似合ってた
君の横顔を
忘れられないまま
信号待ちで夜が止まる
ねぇ 君を愛したまま
大人になれない僕だ
街の灯りに
消えてくその背中
追いかけるほど遠くなる
「運命じゃない」なんて
言葉にできるなら
こんな夜に
ひとりで君の名前
呼んだりしないのに
古いカセット
流れるメロディ
夏の匂いを連れてくる
君が好きだった
青いソーダも
今では飲めなくなった
最後くらい
格好つけて
笑って見送れたなら
もっと違う
未来もあったかな
そんなことばかり浮かぶ
ねぇ 君を失っても
街は変わらず光る
午前0時の
湾岸ハイウェイ
思い出だけを乗せながら
「幸せになれよ」なんて
まだ言えそうにない
サヨナラさえ
綺麗にできないまま
夏が終わっていく
滲むバックミラー
遠ざかるCity Lights
君だけがいない夜