餌を望むだけ与えられても、狩りをする力など身に付かず。
夜明けの景色が見える頃には、伸びた手に遂に毟られていく。
自尊ばかりが肥えた者ども、規則だけの首輪はボロボロ、
優しく育てられた植物じゃ、土瀝青には根づけやしない。
嘘に濡れる、雨は上がる頃
肥沃な大地に根を張り、価値なき形だけの輪を重ねた枯木。
支配しているつもりの家畜には、張型の付いた玉座が似合う!
命が尽きても抗いをやめない。欠けていたとしても埋めたりなどしない。
振り向くな、留まるな、自分すら、追い越して、本能のままに乱して!
死を模した定めがすぐそばにある、恐れたくても恐れられない闇がある。
ならば全部を踏み倒してゆけばいい、皆もそうしていたように。
誰かがバカげていると言っても、自分だけはそれを信じている。
誰かが語る権威を背負っても、廃れりゃ只の妄言だなんて。
日和見だって構わないんだと、無関心でも構わないんだと、
いつでも過去を形作るのは、選び踏み出すお前の足。
自身の価値など、知らなくてもいい。
僕らが肥溜めのクソだとしても、誰かが求めた価値ある楔。
色だの形だの気にしていても、血潮の美醜に尺などない。
知らないことなど山ほどあるものさ、知りたくないことなど数えたくもないが、
いままでも、これからも、恐れない、知り尽くす、骨の髄まで屠って
殺される自我など疾うに捨てたよ、守られる必要などないと知らしめよ。
死にさらせ、骸を越えてやる。今はまるで敵などない。
心を手放すな。
歩みを留めるな。
鎖をほどいて。
報いを喜んで。