夕暮れ一人で歩く帰り道,
嗚呼茜の空に涼しい風が漂うだけで,
誰も知らない鮮やかな光景が,
ほら目の前広がる路地の隙間輝いているから,
嗚呼色褪せたあの頃の公園はもう,
変わらない景色日々の感情薄れゆくだけ,
藍の記憶を駆け回る少年は,
有り触れたこの煌めきにまだ気付けないまま,
大人になった僕は幼い夏を忘れてしまった,
過ぎた日々を嘆いて憂いてあまりに遅いから,
夕立が降った心も明日は夕凪に変わるから,
繰り返す後悔も痛みも要らないさようなら,
嗚呼秒針を見ないふりした,
火照る感情と冷めた空気が寂しいから,
だけど「またね」と手を振り去る午後五時,
流れていく景色夜空の色切ないままで,
子供のまんま僕は何時まで変われないままで居るんだろう,
それは今も同じで自分を認められずにいる,
きっといつかこの日を愛せる日が来るって信じている,
眠りにつく夜の微睡みで願い続けていた,
曖昧な夢描いて気付けば空白になって,
幻想に焦がれても救われはしないのに,
戻れないあの日の生活を,
戻りたいあの日の選択を,
目を閉じては今日も思い馳せてしまうんだ,
大人になった僕は幼い夏を忘れてしまった,
過ぎた日々を嘆いて憂いてあまりに遅いから,
夕立が降った心も明日は夕凪に変わるから,
繰り返す後悔も痛みも要らないさようなら。