花よ、うつろう
ゆくさきは遠くへ
かじかむ手を包む日々が
少し恋しいかな花よ
一人で見た景色を分けてあげる
また少しときが過ぎれば
巡るたび想い馳せる
はらはら落ちてく
きみの手のひらに色を付けてく花よ
ひらひら満ちてく
月影を追いかけて明日を歩いていこう
花よ、うつろう
ゆくさきを失って
かじかむ手が溶けぬままに
少し、痛いかな
微かな香りのせいで日々がよぎる
今はひとり、涙とふたり
耐えるように噛み締めてる
ゆらゆら落ちてく
きみの口元をあかく染めてく花よ
きらきら満ちてく
月影を追いかけてきみを探してる
いつか見た空
雨が頬を流れてく
はらはら落ちてく
ぼくの手のひらに色を付けてく花よ
ひらひら満ちてく
月影を追いかけて明日を歩いていこう
揺れるまぶたも滴る水も
どれもすべて忘れたくないよ
はらはら落ちた
きみの手にぽつり
握り締めた想いを抱いて
仕舞おう