モラルの葬式 - Angela Aki (アンジェラ・アキ)
詞:アンジェラ·アキ
曲:アンジェラ·アキ
フクロウの鳴き声は「死」の警報で
闇が傷口を開いて満月を出す
信者から不信心者 神父達まで
喪服を着て風の声に耳をすました
今宵はモラルの葬式だ
Pater Noster
流れ星は空の淚
樹々の嗚咽が森に響く
湖は悲哀を水面を渡る風に伝え
その風が皆を葬儀場へ呼んだ
今宵はモラルの葬式だ
前の方に愛が座りその鄰には
哲學がタバコをくわえ思いにふける
プライドと獻身はその真後ろで
やけに深刻な顏をして話し迂んでいる
誰もが動搖を隱せない
Pater Noster
知惠に手を引かれたまだ糼い無垢が
棺の中に白いバラを投げ迂むと
理性が席を立って黑いベ一ルをまくり
式の最後に皆の前でゆっくりと語り始めた
「息子との突然の別れに私は今
心を乱している
凜とした彼の聲
まっすぐなまなざしを
いつまでも忘れない
今でもきっと燈台の樣に
私達を照らしている
迷った時はぐれた時
道が見えない時
善と惡の節目にそっと
あなたの心に彼は生き達ける」
Pater Noster
同情が激しくうなずき拍手が沸き
真実が理性の耳元で言った
「私も息子がいたの
希望がいなくなっても彼は今でも
皆の中で生きている」
フクロウが鳴き止んで飛び立った頃
朝もやをかきわけながら太陽が出た